店頭流通

マクロメディア 初心者でも簡単にウェブ作成

2003/03/03 17:00

週刊BCN 2003年03月03日vol.980掲載

 マクロメディア(井上基社長)は、ワープロ感覚で簡単にウェブページの編集ができるソフト「Macromedia Contribute(マクロメディアコントリビュート)日本語版」を3月25日から発売する。

幅広いユーザー層獲得へ

同社のウェブ作成ツールDreamweaver MX(ドリームウィーバー・エムエックス)はHTML編集が行えるのに対し、今回の新製品ではあえてHTML編集ができないようにした。そのため、HTMLに関する知識のない人でも利用が可能だ。「むやみにHTMLを編集することで、ページを壊してしまうといったトラブルを未然に防ぐために、あえて機能を絞り込んだ。企業で現場の担当者が一部サイトを更新したり、HTMLの知識なしにウェブページを作成したいと考えているユーザーを獲得したい」(田中章雄・取締役CTO)。価格は1万9800円。発売記念価格を9800円とし、個人や法人の大量導入など幅広いユーザー層獲得を狙う。

 同社では、Dreamweaverをはじめプロのクリエイターをターゲットとしたツールの販売を行ってきたが、新製品ではあえてアマチュアユーザーを狙う。

 「当社はプロ向けのウェブ作成ツール市場でナンバーワンの座を獲得することができたが、ウェブ作成はプロ以外の人でも日常的に行うものへと市場が拡大している。この環境の変化にあわせ、プロ以外のユーザーが利用できるソフトを提供していくことで、市場の拡大と新たなニーズの獲得を目指していく」(田中取締役)と話す。

 製品の特徴は、HTMLの編集ができないようにした点。また、ウェブサイトの中で、一部分だけの更新をすることもできる。

 「現在、企業ではウェブ構築の責任者だけが更新権限をもっていることが多いが、コントリビュートは現場の担当者に一部分だけの更新を行う権限を与え、簡単な部分は、現場の担当者が更新を行うといった使い方にも対応する」(田中取締役)

 また、パッケージにはテンプレートを入れることで、「HTMLを知らない初心者でも、簡単にウェブページの作成が行えるという点をアピールする」方針だ。

 同社では製品の発売に際して、「コントリビュートは店頭で販売されている日本IBMのホームページ・ビルダー、アイフォーのホームページNinjaなどと同じく、個人でも十分に活用できる。価格も発売記念として9800円で販売する。店頭で販売できる製品としてのアピールを行っていきたいと考えている」(小俣修一・常務取締役営業・マーケティング本部長)と、店頭での訴求力を高めることを狙う。

 企業向け市場については、「製品の性格をアピールする上で、事例を作り、使い方を見せていく必要がある。発売と同時に事例を作り、アピールしていきたい。企業ユーザーからは、ウェブの日常更新が進まないという声があがっているので、事例を見せていくことで利用したいという声が高まるのでは」(小俣常務)と期待している。
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