日本の店長

<日本の店長>第24回 ラオックス コルトンプラザ店 植木基陽店長

2003/06/23 18:45

週刊BCN 2003年06月23日vol.995掲載

 2003年5月2日にオープンしたラオックスのコルトンプラザ店が順調に来店者を確保している。同店は、千葉県市川市の「ダイエーいちかわコルトンプラザ店」の4階部分に直営店として出店。飲食店やショッピングモール、スポーツ施設、映画館などが建ち並ぶ「ニッケコルトンプラザ」内にある。

オープンから順調に来店者を確保

 2500台を収容できる大型駐車場があり、土日は家族連れを中心に多くの買い物客でにぎわう。植木基陽店長は、「土日は、開店から閉店まで常時150-200人が来店している。レジ通過数は平均で1日あたり1000件前後」と話す。平日は主婦が中心だ。「レジ通過数は400-500件で推移する」という。商品数は2万アイテム強を揃えており、パソコン関連製品以外に電球など小物類やキッチン関連の商品を購入するケースが高いという。

 「白物といわれる家電製品や小物などの品揃えが充実している」ことが功を奏した形だ。また、大型駐車場があることで、「土日は、プラズマディスプレイテレビや液晶テレビの購入が多く、週に1-2台は確実に契約に結びついている」という。ラオックスは、直営店としてダイエーへのテナント出店が同店舗で6店舗目となる。植木店長は、同店の店長に就任する以前にも神奈川県川崎市の「ダイエー向ヶ丘店」内の向ヶ丘店で店長を務めた経験をもつ。テナントでの店舗戦略については、「独立した店舗よりもテナントのほうが、ほかの店舗で買い物したついでに来店するケースが多い。そのため、『ついで買い』に対応した商品を多く揃え、なおかつ在庫を切らさないことが売上増につながる」としている。

 売り場面積約1300m2のワンフロアで構成している同店では、「どのコーナーにも対応できるよう、自分が担当するコーナー以外の商品知識も習得することを徹底させる」ために勉強会を開き、接客レベルを高めている。オープンしてから2か月弱経過した現在は、「この地域で知名度を上げ、リピート率を高める」ことに注力している段階だ。今年度は、約25億円の売上高を予定している。(佐相彰彦)
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