店頭流通

ナナオ 液晶テレビ事業に本格参入

2004/02/16 18:45

週刊BCN 2004年02月16日vol.1027掲載

 ナナオ(実盛祥隆社長)は、カラー液晶テレビ「フォリス(FORIS.TV)」を開発、テレビ事業に本格参入する。

 同社は「EIZO」ブランドでパソコン用モニタなどを販売、根強いファンをもっているが、「テレビとパソコンのシームレス化、つまり動画と静止画の融合が進んでおり、モーションピクチャーをやっておかないと生き残れない」(実盛社長)との判断からテレビの開発に挑戦してきた。

 開発に当たっては、現在のテレビは「造られすぎた画質」、「飾られすぎた音」、「薄型だけを強調」などの問題があるとして、これらの克服に全力を挙げ、「動画についてもナナオらしさを出せた」(実盛社長)としている。

 第1弾製品は、23V型でDVDプレーヤー内蔵の「SC23XA1」。価格は24万7800円(税込み)。2月16日から予約を開始、3月15日から出荷する。
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