店頭流通

サムライワークス デスクトップ変更ソフト、第2弾を投入 3月初旬にダウンロード販売開始

2005/02/28 18:45

週刊BCN 2005年02月28日vol.1078掲載

 ソフト開発・販売のサムライワークス(新島実社長)は、ウィンドウズのデスクトップ画面を自由に変更できるコンシューマ向けソフトの第2弾「スキンスタジオ」を3月初旬に販売開始する。昨年秋から販売しているデスクトップ変更ソフト「ウィンドウブラインズ」は、デザインテンプレートをベースに変更するだけだったが、「スキンスタジオ」では、テンプレートを使わずに、「フォントやメニューバー、スタートパネルまで、ほぼすべて自分で開発してアレンジできる」(新島社長)ようにした。ダウンロード販売サイトのみで販売する。

 「スキンスタジオ」は、壁紙やアイコン、メニューバー、スタートパネルなど、「ほぼすべてのアイテムをユーザーの嗜好によって変更できる」(新島社長)のが特徴。昨秋から販売している「ウィンドウブラインズ」は、あらかじめ用意されている1000種類以上のデザインテンプレートの中から好きなテンプレートをウェブサイトからダウンロードして、そのテンプレートデザインに変更するだけだった。

 スキンスタジオは、ユーザーが自分でデザインを開発できるようにした。テンプレートを使わずに、使いたいキャラクターやデザインをユーザーが自由に作成し、デスクトップに組み込むことが可能だ。

 新島社長は、「ウィンドウブラインズの発売以降、自分だけのデザインを作りたいとの要望が多かった。ユーザーの中心は、パソコンが好きなヘビーユーザーが多いだけに、テンプレートだけでは対応が不十分と判断した」と、新たなソフトの販売に踏み切った理由を話す。

 3月初旬から、ベクターなどのダウンロード販売サイトで販売していく方針。ウィンドウブラインズの販売と合わせて、トータルで5000万円の売上高を見込んでいる。

 ウィンドウブラインズは、ダウンロードに加え、ショップでの販売も手がけていたが、「ダウンロードでの販売が出荷本数の大半を占める」(新島社長)ことから、ダウンロード販売のみとした。ウィンドウブラインズに関しても、ショップ販売ではなく、ダウンロード販売を強化していく考えだ。

 ウィンドウブラインズは、べクターが販売開始した際、発売後約2週間で1000本を出荷した実績を持ち、同社サイトのダウンロードランキングでトップを獲得したことがある。
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