店頭流通

年末商戦 プラズマ対液晶の軍配は? 37V型以上で液晶が約6割に

2006/01/16 16:51

週刊BCN 2006年01月16日vol.1121掲載

 昨年の年末商戦で、注目された大型薄型テレビの「液晶」対「プラズマ」の覇権争いは、液晶に軍配があがった。昨年12月の薄型テレビ全体(液晶とプラズマ)は、台数で前年同期比36.2%増、金額で同34.3%増と、一昨年を大幅に上回った。液晶の伸び率は34.5%増、プラズマは同54.8%増と、いずれも大きな伸びを示したが、プラズマの牙城ともいえる37V型以上では、液晶の比率がプラズマを上回る結果になった。

 BCNランキングで05年と04年の年末商戦を比較すると、大きな違いは37V型以上で液晶がプラズマを逆転したことだ。このクラスの両者の販売比率は、04年では液晶の48.9%に対して、プラズマが51.1%と拮抗しながらも、プラズマが優位に立っていた。

 しかし、05年の年末商戦は液晶が60%を獲得。プラズマは40%にシェアを下げ、37V型以上では液晶がプラズマに20%もの差をつけた。店頭でも「37V型でみると液晶のほうが売れている」(ビックカメラ企画部)と液晶の逆転現象を指摘する。

 液晶、プラズマともに、売れ筋のサイズをみると、液晶は32V型がトップ。プラズマは「42V型以上が売れている」という店頭の声があるが、実売データでは37V型が一番売れ、続いて42V型だった。

 薄型テレビの大画面化が進むなか、42インチ以上ではプラズマの優位は変わらないが、液晶の構成比はこのクラスでも拡大している。04年末には11.0%にすぎなかった液晶の占有率は、05年末には38.3%まで増加した。

 プラズマテレビをけん引する松下電器産業の大攻勢で、プラズマの価格は大きく下がった。37V型で単価を比較してみると、プラズマが26万円前後、液晶が29万円前後で、液晶のほうが高い。それにもかかわらず、大画面クラスで液晶が構成比を伸ばしていることは、プラズマをメインとする陣営にとって予断を許さない状況といえそうだ。
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