店頭流通

ソーテック、周辺機器に参入 新規事業展開を加速

2006/06/26 18:45

週刊BCN 2006年06月26日vol.1143掲載

 ソーテック(山田健介社長)は6月15日、パソコン周辺機器ビジネスに新規参入すると発表した。同社のパソコンブランド「ソーテック」とは別に、周辺機器ブランド「comfix(コムフィックス)」を立ち上げた。自社ブランドのパソコンのオプションとして販売するのではなく、周辺機器として独立したブランドを展開する。今後は、パソコンメーカーであることに加え、周辺機器メーカーとしても事業強化を図っていく。

 6月下旬から第一弾製品としてUSBフラッシュメモリ、マウスを店頭および同社直販で販売する。今後は、外付けHDDやオーディオヘッドセットなどを順次投入してラインアップを拡大していく。製品の企画開発は同社が行い、生産は台湾などの海外メーカーに委託する。

 周辺機器事業の売上目標は、2007年3月までに10億円、08年度(09年3月期)には30億円(売上構成比の12%)を目指す。

 今回の参入について、山田社長は、「パソコン事業のノウハウを生かし、パソコンを核にしたシナジーが図れる」と判断。昨年から検討を開始し、今年に入り、プロジェクトを進めてきた。さらに、「今後は、パソコンや周辺機器以外の新規商品への参入を目指している」など、新規事業を成長基盤として育てていく方針を示している。
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