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スキャナの市場動向

2006/07/10 16:51

週刊BCN 2006年07月10日vol.1145掲載

エプソン、首位奪取を宣言

 スキャナ市場は、キヤノンとセイコーエプソンでシェア90%強を握る寡占市場だ。図はBCNランキング週次データ(6月19-25日)のメーカー別シェアを表したもの。同市場はキヤノン、エプソンの2社が40%台のシェアを奪い合うかたちになっており、現在はキヤノンが48.3%、エプソンが43.0%となっている。

 2005年1年間のメーカー別シェアではキヤノンが51.3%、エプソンが41.6%で、年間でもキヤノンが優位。エプソンは新製品発売のタイミングでキヤノンから首位の座を奪うという流れになっている。

 そんななかエプソンは、7月4日発売の新製品により、「年間および通期のシェアを50%に引き上げてキヤノンから首位の座を奪取する」(エプソン販売・販売促進部・朝岡智美氏)と意気込む。従来の新製品では、機能向上は図っても、デザインを大きく変えていなかったため、視覚的なインパクトが弱かった。しかし今回は、筐体カラーを黒から白に刷新、コンシューマ製品初の横開きカバーを採用した。この新製品を引き金にキヤノンを巻き返す計画だ。
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