店頭流通

ソニー、東芝も液晶テレビを投入 年末商戦でのシェア拡大見込む

2006/09/11 18:45

週刊BCN 2006年09月11日vol.1153掲載

 ソニー、東芝も、年末商戦向けの液晶テレビ新製品を相次ぎ発表した。 ソニーは、BRAVIAシリーズを一新し、液晶テレビ3シリーズ9モデルおよび、同社独自のSXRDを採用したリアプロジェクションテレビ1シリーズ2モデルを、9月15日から順次発売する。 主力製品においては、フルHDの「ソニーパネル」を採用し、新高画質化エンジン「ブラビアエンジン・プロ」を搭載するなど、画づくりにこだわったのが特徴だという。

 ソニーの井原勝美副社長は、「まだ、ソニーのテレビ事業が復活したとは言い切れないが、復活の入り口に立ったとはいえる。BRAVIA第2幕がここから始まる」とコメントするとともに、当初の目標である下期のテレビ事業の黒字化にも意欲を見せた。

 一方、東芝は、液晶テレビ「REGZA(レグザ)」の新製品として、ハイエンドモデル「Z2000シリーズ」、HDDを内蔵した「H2000シリーズ」、ベーシックモデル「C2000シリーズ」の3シリーズ12モデルを9月中旬から順次発売する。

 新メタブレイン・プロを搭載することで高画質化を実現するとともに、HDDモデルの投入およびネットワーク対応などにより、新たな視聴スタイルを提案するという。

 東芝デジタルメディアネットワーク社副社長兼テレビ事業部長の新倉諭氏は、「現在、12%の国内液晶テレビ市場におけるシェアを、15%以上に拡大することを目指す」としている。
  • 1