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ベアキットPCの市場動向

2006/10/23 16:51

週刊BCN 2006年10月23日vol.1159掲載

AOpen独走、市場全体は低迷気味

ベアキットPCの販売動向は10月2-8日の週次でAOpen(エーオープン)が台数シェア48.3%を獲得、ASUSTek(アサステック)の22.1%、Shuttle(シャトル)の21.0%を大きく引き離して独走。昨年の8月以降、トップシェアを維持する展開だ。

 昨年、市場はやや鈍化していたが、シェア上位勢のアサステックとシャトルは躍進していた。今年も市場は勢いが鈍ったままで、9月の販売台数は前年同期比65%にとどまった。

 トップのエーオープンはほぼ前年並みで推移しているのに対して、僅差で2位争いを続けるアサステックとシャトルの両社は、昨年大幅な成長を遂げた反動からか、今年2月以降は精彩を欠く。

 そんななかシャトルが持ち直し傾向をみせ始めている。8月は前年同月比で59%にまで落ち込んだが、9月は81%と底を打ち、回復気配が色濃い。今夏に発表したキューブ型の「SD37P2」は、静音性と組み立てる際の煩雑さを排除したモデルで、機種別シェアで7位につけている。
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