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デスクトップPCの市場動向

2007/01/15 16:51

週刊BCN 2007年01月15日vol.1170掲載

買い控えで12月は30%超の下落

12月のデスクトップPC市場は、Vista発売前の影響を受けて冷え込んでいる。販売台数、金額とも前年同月比33%減と大幅なマイナスとなった。買い控えの発生は織り込み済みとはいえ、下落幅はきついものとなった。

 12月25-31日の週次データにおける売れ筋は、ソニーのVAIO type L「VGC-LB51B」が5.1%で1位、富士通のFMV-DESK POWER「FMVLX50TD」が4.6%で2位、NECのVALUESTAR S「VS300/GD」が4.3%で3位と、機種別では僅差の争いとなった。

 買い控え傾向が続いているものの、ある販売店では「Windows Vista CapableのロゴがPCに貼られるようになってから、いくぶん売れ行きは回復傾向にある」と話す。

 Windows Vista Capable PCをまず購入、Vistaが発売になったところで、新OSの様子をみて対応するか否かを決めるユーザーは少なくない。Vistaが普及するかどうかは、OSの完成度にかかっているといえるだろう。
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