プリンストンテクノロジー(中出敏弥社長)は、高齢者や高校生など新たなユーザーを開拓するタブレットの新モデル3製品を11月下旬から販売開始した。タブレットメーカー大手のワコムと異なる層に向けた製品を投入し、シェア拡大を狙う。3モデルのうち普及版となるハイエンドモデルは、月1000台以上の販売を目指す。

 新モデルは、ペンで紙に絵を描く感覚でパソコンでイラストを作製できるグラフィックペンタブレット「Sirius Tablet(PTB−S1BK)」(店頭予想価格/1万6800円)と、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」内で実施したイラストコンテスト入賞作品を印刷したマウスパッドタブレット「PTB−MTPV」と通常モデルの「PTB−MT1」(両方とも同3980円)の3製品。「PTB−MTPV」は、高校生の男女が描いた“萌え系”イラストがパットに採用された「pixiv」公認の限定モデルだ。

 ハイエンド版の「PTB−S1BK」は、同社独自の高精度な読み取り分解能や傾き検知機能で微妙なタッチを感知し、従来製品と異なる表現を可能にした。「セミプロ級のユーザーが使うワコム製品とは一線を画し、絵や年賀状を描く50~60歳代の高齢者層への普及を狙った」(広報部)という。

 マウスパッドタブレット2製品は、1024レベルの筆圧感知に対応し、微妙なタッチや繊細な表現が可能。イラスト作製や画像加工など幅広い用途で使える。「pixiv」と連携することで、パソコンを持ち始めた高校生の層へ浸透を目指し、ユーザー層の拡大を狙う方針だ。(谷畑良胤)

「pixiv」公認のマウスパッドタブレット(上段が最優秀作品で、高校2年生の女子が描いたイラストを採用したモデル)