このコーナーでは、店頭販売に注力するメーカーの販売第一線の動きを紹介する。(前編)では各社の販売戦略や体制を、(後編)では現場の奮闘ぶりを追う。

加藤喜久男
モバイルビジネス
ナショナルセールス
マネージャー
 GNネットコムは、デンマークに本社を置くヘッドセットメーカー。国内での代理店はソフトバンクBBで、量販店のほか、製品の一部を「SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)」ブランドで提供し、ソフトバンクモバイルの携帯電話ショップで販売している。

 国内のコンシューマ向けヘッドセットの営業活動を一人で切り盛りする加藤喜久男・モバイルビジネス・ナショナルセールスマネージャーは、ソフトバンクブランドでの展開のメリットを「SoftBank SELECTIONは認知度が高く、全国で2700店舗あるショップの約2000店舗で取り扱っているので、数が見込める」としている。現在、SoftBank SELECTIONで展開する「SBSーJABT01」は、同社のヘッドセット全体の販売数量の半分を占めていて、非常に重要な部分だ。加藤マネージャーは、「今はまだヘッドセット自体の認知度が低いので、初心者に手に取ってもらえる低価格製品を提供しているが、将来は付加価値の高い製品も、SoftBank SELECTIONで提供していきたい」としている。

 一方、家電量販店では、「Jabra(ジャブラ)」ブランドで、携帯電話のアクセサリコーナーで展開。ヘッドセットというニッチな製品の認知度を上げるために、量販店に対して、来店者に実機やダミー製品に触ってもらえる展示を提案している。また、4月9日に発売した「Jabra CLIPPER(ジャブラ クリッパー)」から、これまで英語だったパッケージ表記を日本語に変更し、ワンセグ対応、音楽対応など、初心者にもこの製品でできることがひと目でわかるようにした。

 さらに、これまでブラック中心で男性的なイメージがあった製品カラーを、女性に興味をもってもらうためにバリエーションを増やし、夏に向けて、主力製品でホワイトモデルを投入する予定だ。

 店頭では、このほか利用シーンを訴求するイベントやキャンペーンを積極的に行い、ヘッドセットの用途と便利さを伝えていくことに努めるという。(武井美野里)