今年9月、デジタルビデオカメラは過去5年で最高の売り上げを記録した。2010年1月の販売台数を1.0とした指数で9月単月の比較をすると、10年は2.2、11年は2.3、そして今年は2.4を記録。一方、平均単価の下落トレンドは変わらず、この9月はついに4万円を切って3万7700円まで下がった。スペックでみると、543万画素のモデルが急拡大し、平均光学ズーム倍率も24.6倍と高機能化が進んでいる。手頃な価格帯のハイスペックモデルが増えたことが、活況を後押ししている。とくにソニーの543万画素モデルは、市場の4割を占めるダントツの売れ行きだ。（道越一郎）

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