薄型テレビの販売金額前年同月比が、8月に102.3％を記録、エコポイントと地デジ化特需が終息した2011年8月以降、2年1か月ぶりにプラスに転じた。販売台数の前年同月比は87.6％と依然としてマイナス圏だが、着実に回復してきており、年内にもプラスに転じるものとみられる。金額が先に回復してきた要因は、大型化に伴う単価の上昇。8月の平均単価5万8800円は、昨年8月に比べ15.5％、7900円上昇した。30型、40型台の価格が急速に戻ってきていることに加え、50型以上の大型モデルが前年同月比で97％増と大きく伸びているのが市場をけん引している。（道越一郎）

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