満を持してiPhoneの取り扱いを始めたNTTドコモだったが、立ち上がりが振るわず、9月の契約数は過去最大の6万6800件の純減を記録した。しかし、10月1日にspモードのメールサービスをスタートさせたことで、販売が軌道に乗ってきた。

　iPhone 5s/5cのキャリア別販売台数シェアは、発売直後は27％台で低迷していたが、9月30日～10月6日の週は47.7％と一気にトップを奪取した。当面この傾向は続くと思われるが、問題はこの勢いをどこまで持続できるかだ。スマートフォンの市場拡大が止まりつつある現状で、結果的に「遅すぎた参入」になってしまう可能性もある。（道越一郎）

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