ノートPCの新たな柱と期待されていたウルトラブックの勢いが衰えてきた。PC市場全体で販売台数の縮小が続くなか、構成比をじりじりと拡大させていたウルトラブックだが、販売台数構成比をみると、4月の11.7％をピークに徐々に後退。10月には6.9％と、昨年とほぼ同じ水準まで下がった。税抜平均単価は、昨年の9万円前後から10万円前後と上昇してはいるものの、最近台頭してきた2in1や、デタッチャブルと呼ばれる「タブレット＋キーボード」の形態をとる製品に、主にモバイル利用の需要を奪われているようだ。（道越一郎）

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