インクジェットプリンタがややもち直しの動きをみせている。2013年11月から14年１月にかけての年末年始で、販売台数はわずかながら前年を上回り、今年に入って販売金額も回復している。1月の前年同月比は販売台数で4.6％増、金額で1.5％増。2012年12月以来、ほぼ1年ぶりに台数・金額ともに前年を上回った。しかし平均単価は前年比で3か月連続下落しており、価格を下げて販売を維持する構図は続いている。ここ数年、製品の本質的な機能の向上が乏しく、市場は足踏み状態。今後、印刷時間の劇的な短縮などによる市場の再活性化が待たれる。（道越一郎）

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