デジタル一眼レフカメラで、この5月、フルサイズセンサを搭載したモデルの販売台数構成比が11.2％と過去最高を更新した。

　残り88.8％を占める一般的なAPS-Cセンサ搭載モデルの税抜き平均単価は6万7600円。これに対してフルサイズモデルは24万5500円と、実に4倍近くも高価だ。高感度特性にすぐれ、ボケ味がより楽しめるなど、フルサイズのメリットは大きい。しかし、一般ユーザーにはその利点はなかなかわかりにくいはずだ。にもかかわらず、前年比でコンスタントに2ケタ成長を続ける好調ぶりで、単価が安いコンパクトデジカメとは真逆の動きを続けている。（道越一郎）

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