2014年9月から15年8月のPC販売は、金額ベースで前年同月比2ケタ減が続いている(BCNランキング調べ)。トレンドマイクロのセキュリティソフトウェアの販売は、PC販売の影響を受けやすいが好調だ。同社の大三川彰彦取締役副社長は、「売上高は13年度(13年12月期)や14年度よりも伸びている」と語る。なぜか。出荷本数は減っている。一方で、平均単価を上げる戦略に成功し、家電量販店にとっては、収益貢献度が高い製品として定着したためだ。

トレンドマイクロ
大三川彰彦 取締役副社長
1982年、日本ディジタルイクイップメント入社。92年12月、マイクロソフト(現日本マイクロソフト)入社。2000年5月に執行役員就任。03年2月、トレンドマイクロ入社。「執行役員 日本代表」として個人・企業向けビジネス総責任者。12年3月、取締役副社長に就任 2014年9月から15年8月のPC販売は、金額ベースで前年同月比2ケタ減が続いている(BCNランキング調べ)。トレンドマイクロのセキュリティソフトウェアの販売は、PC販売の影響を受けやすいが好調だ。同社の大三川彰彦取締役副社長は、「売上高は13年度(13年12月期)や14年度よりも伸びている」と語る。なぜか。出荷本数は減っている。一方で、平均単価を上げる戦略に成功し、家電量販店にとっては、収益貢献度が高い製品として定着したためだ。
けん引している製品は、同社内で「ホワイトパッケージ」と呼ぶサポート付きの白い箱で提供する「ウイルスバスター」だ。このパッケージは、365日・午前9時から夜中24時まで、セキュリティソフトに限らずPCやスマートフォン、インターネットの接続トラブルに対応するサポートがセットになっている。「ウイルスバスターは国内で1000万人以上の方に使われている。ホワイトパッケージは200万人以上の方が購入している」(大三川副社長)。
オンラインで7月29日、店頭で9月4日、ユーザーのPCとサポート担当者が遠隔操作でトラブル対応できる「ウイルスバスタークラウド10+デジタルライフサポートプレミアム」(3年版が税込1万8580円)を発売。セキュリティソフト単体の性能だけでなく、周辺機器に関連するサポート強化が全体を底上げしている。(BCNランキング 細田立圭志)