4Kテレビの販売がじりじりと伸びている。9月は液晶テレビの販売台数の14.1%を占めるまでに拡大。50型以上の大型モデルに限ると、4Kテレビは51.7%と半数を超え、9月に販売された大型液晶テレビの2台に1台は4Kになった。

 ただし、4Kコンテンツが非常に少ない現状で、消費者が積極的に4Kを選んだ結果かどうかは判断が分かれる。BCNが実施した「4K対応機器に関する調査」によると、4Kテレビの所有者が4Kテレビを買ったきっかけは、4K画質のテレビが欲しかった層が32.5%だった。

CETEC JAPAN 2015に出展した中国・北京に本社を構える液晶パネルの最大手BOEが展示した「10K」ディスプレイ

 一方、より大きな画面のテレビが欲しかったとする層は48.1%と4Kを求めていた層より多かった。4Kを求めて購入したというより、大画面を求めた結果4Kだったという側面もありそうだ。

 液晶テレビの解像度別の販売台数構成比を詳しくみると、依然として多いのはHD以下。全体の50.1%を占める。次いでフルHDが35.8%、そして14.1%の4Kが続く。以前はフルHDが頂点だったが、画面の大型化に伴って解像度のヒエラルキーのトップが、4Kになっただけという見方もできる。

 CETEC JAPN 2015には、中国の液晶パネル最大手、BOEが初出展した。4Kの次、8Kをも越して、アスペクト比21:9、解像度が10240×4320で82型の「10Kディスプレイ」を展示し技術力を誇示していた。高解像度化はとどまるところを知らない。しかし、居住空間に限度があるようにディスプレイの大型化にも自ずと限界がある。