エアコンの常識を覆す

富士通ゼネラル
空調機商品開発本部
国内空調機開発事業部
平 律志 事業部長代理
 エアコンの常識を覆す。富士通ゼネラルのルームエアコン「nocria(ノクリア)」には、そんな意味が込められている。「aircon(エアコン)」のつづりを逆さから読むとノクリアになる。「他社では考えられない発想のエアコンをつくりたいという開発者の想いが詰まっている」と国内空調機開発事業部の平律志事業部長代理は語る。2003年の初号機は世界初のフィルター自動掃除機能を搭載。平事業部長代理は、13年発売の初代Xシリーズの構想段階から開発の中心に携わっている。Xシリーズは、本体中央からの冷房や暖房気流とは別に、左右の両サイドにある可動式の「デュアルブラスター」から風が流れる。

 10月末から発売している4代目のXシリーズでは、デュアルブラスターの効果を最大限に生かした「ハイブリッド気流」による暖房性能を訴求する。「センサを搭載しても暖気が上昇してしまえば足元は寒く感じる。そこで暖房気流に室温の気流を重ねて、暖気の上昇を抑えるのがハイブリッド気流だ」と平事業部長代理は説明する。

 本体のセンターから、温度の高い暖房気流が床にめがけて吹き出す。同時に、両サイドのデュアルブラスターから、暖房気流に重なるように室温の風を流す。室温気流が暖房気流を押し下げる効果で、床面全体に暖かさが広がるのだ。これに、本体と床、リモコン付近の温度が分かる「3Dセンシングシステム」と合わせて「極上の快適さを実現する」と意気込む。(BCNランキング 細田立圭志)

暖気の上昇を風で抑え込む「nocria」Xシリーズ