これからの時代(Era) をつくりだす存在となるであろう業界注目の若手経営者にフォーカス。そのビジネス観や経営哲学に迫ります。今回は「エヌケーエナジーシステム・野田和也代表取締役CEO」を取材しました。
社外コミュニケーションを革新
営業資料や商談記録をオンラインページにまとめるデジタルセールスルーム(DSR)ツールを手掛ける。「これからのAI時代、ただ提案するだけでなく、課題解決できる営業が重要になる」。DSRツールを使うことで、事務作業や情報共有の煩雑さを排し、営業活動の本質であるコミュニケーションに時間を割ける仕組みを提供する。
マーケティング、セールス、カスタマーサクセスといったように、顧客ライフサイクルのポイントソリューションは存在するが、「オールインワン化は進んでいない」。社外とのやり取りを網羅したスタンダードを目指している。グローバルでも新しい概念で、国内での認知度は低いが「メールに代わり、社外とやり取りする代表的な存在になりたい」と情熱を注ぐ。
器用貧乏
新卒で入社した大手コンサルティングファームや前職のHRテックでは開発やコンサル、営業、カスタマーサクセスなど幅広く従事し、「ファイナンス以外は経験した」。“器用貧乏”な一方で、多様な現場を渡り歩いたからこそ、未知の領域でも恐れずに手を動かせている。
経営者になっても現場からは離れない。ユーザーと直接会話する機会が、経営の意思決定には欠かせないと考えているからだ。顧客の価値最大化のためにどうするべきか、情報収集の解像度を高めている。
現状を打破したい
人気ドラマの「踊る大捜査線」シリーズを好んで見る。保守的な組織と対峙する姿が好きで、自身にも現状を打破したいという発露がある。今は社会を変えることがモチベーションになっているが、「大きなことを言ってもしょうがない。まずは目の前の人や組織を変えられる存在でありたい」と地道に歩むつもりだ。眼前には、新しいコミュニケーションのかたちの地平が、際限なく広がっている。
プロフィール
野田和也
1994年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学理工学部卒業。アクセンチュア、カオナビを経て、2022年にエヌケーエナジーシステムを創業。
会社紹介
見込み顧客に対して営業コンテンツを共有するデジタルセールスルームの「コレタ for Sales」を展開する。提案資料や動画、チャット、商談録画を顧客ごとにまとめることで、購買プロセスを支援する。