日本の医療費が35兆円を超えた。2001年に30兆円の大台に乗り、07年の33.4兆円から毎年ほぼ1兆円ずつ増え続け、09年は35.3兆円に到達。7年連続で過去最高を更新した。何も手を打たなければ、高齢化の進展などによってさらに増え続けることが懸念されている。医療費抑制で注目を集めるのがITシステムによる業務効率化だが、病院経営の厳しさやITベンダー側の事情が複雑に絡み合い、一足飛びに改善できないのが実情だ。