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オープンデータ 5.5兆円市場への遠い道のり 東京五輪よりも大きい経済効果の本質

2013/10/03 21:03

週刊BCN 2013年09月30日vol.1499掲載

 経済産業省は、オープンデータの活用推進のための調査研究事業を日立コンサルティングに委託した。政府の新IT戦略「世界最先端IT国家創造宣言」でも重要施策の一つに位置づけられているオープンデータは、IT投資の直接効果が年間1兆~1.5兆円、経済波及効果は同じく5.5兆円ともいわれ、多くのIT関連企業は、巨大市場の出現に色めきたっている。東京都によると、2020年の東京オリンピックの経済波及効果は3兆円。それ以上のポテンシャルを秘めていることになる。ところが現状、オープンデータの活用事例で聞こえてくるのは、位置情報を使ったスマートフォン用アプリや、本気度を疑いたくなるような実証実験が多い。「5.5兆円」までの道のりはまだまだ遠い印象だ。オープンデータの現実と課題に迫る。(畔上文昭/本多和幸)

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経済産業省=http://www.meti.go.jp/