ビジネスモデルのアップデート

 グローバル大手総合ベンダーのビジネスモデルは、近年、軒並み大きな変貌を遂げている。M&Aを含む事業の集約によりポートフォリオの網羅性を高めるベンダー、事業を売却・分割し、競争力のあるコア事業の成長を重視するベンダー、それぞれの思惑に従って各様の戦略を進めるなか、国産ベンダーの雄である富士通とNECが立つ現在地はどこなのか。両社の2016年度(17年3月期)決算からみえてきたのは、構造改革によるビジネスモデルのアップデートを成し遂げつつある富士通と、苦闘が続くNECの対照的な姿だ。(本多和幸、山下彰子)