ヤマハと総販売代理店のSCSKは、ヤマハネットワーク製品の検定試験制度とパートナープログラムを来年スタートする構想を明らかにした。ヤマハのネットワーク事業で、検定試験やパートナープログラムを設けるのは今回が初めて。

(左から)SCSK プラットフォームソリューション事業部門 ITプロダクト&サービス事業本部
ネットワークプロダクト部販売促進課 三宅健太郎氏、
吉政創成 吉政忠志代表取締役

 ヤマハは1995年にネットワーク製品を発売してから今年で23年目を迎える。中小企業向けのルーターを中心に製品開発、提供を行い、国内では高いシェアを有している。2011年にはスイッチ市場に参入し、その後無線LANアクセスポイント、クラウド型のネットワーク管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」などをリリース。ルーター単体からネットワーク全体へと事業を拡大している。

 スイッチ、LAN製品は拡充しつつあるが、認知度はまだ低い。さらに来年には仮想ルーターを発売する予定で、マーケティングの強化が課題となる。

 検定試験、パートナープログラム立ち上げの中心人物であるSCSKのプラットフォームソリューション事業部門ITプロダクト&サービス事業本部ネットワークプロダクト部販売促進課の三宅健太郎氏は「ヤマハのネットワーク製品を長年扱っている販売店・SIerがもつ知識、技術をエンドユーザーに見える形にすることが狙い」と話す。受験しやすいCBT方式を採用し、全国で365日受験できるようにする計画だ。科目はルーター試験と見える化試験を想定しており、受験料金は1万円程度。また、ネットワークの基礎知識を確認できるルーター支援では学生の受験、学割の適用を検討しており、検定試験の開始は来年秋の見込み。

 パートナープログラムは参加料が無料で、シルバーパートナーとゴールドパートナーにグレードを分けて運営していく。まず検定試験合格証明が不要なシルバーパートナーから募集をはじめ、専用サイトでトラブルシューティング情報や無料検証機の貸出情報、無料研修の実施情報など、マーケティング支援メニューを中心に提供する。検定試験実施後には、検定試験合格者が必要なゴールドパートバーの募集を行う。パートナープログラムは来年4月に開始予定。順次、専用サイトのコンテンツを拡大するとともに、パートナーソリューションの情報を共有し、パートナー全体の提案力強化を狙う。(山下彰子)