
同社は会計、人事給与ソリューションに特化した製品開発・提供を24年間続けてきた実績があり、現在はキヤノンマーケティングジャパン傘下のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)のグループ会社になっている。キヤノングループのITビジネスにおいては、バックオフィス系の自社商材開発の中核を成す。

取締役企画開発本部長の山田誠氏は、SuperStream-NX Ver2.20 人事給与ソリューションの開発のポイントについて「2000社以上の人事部から課題をヒアリングして、日本の人事部の最優先課題としてまずは給与計算や人事処理などの定例業務の労働生産性を上げることが求められるていると分かった。それが達成できたら、タレントマネジメントなどを使って知的生産性を上げる方向に向かいたいと考えている人が多い」と説明。柔軟かつシンプルに使えるレポート・文書作成機能には特にこだわり、「帳票のアドオンをゼロにするための仕組みを実現できた」(山田取締役)という。また、同社のRPAツール「SuperStream-NX オフィスロボット」にも対応させ、人事・給与管理業務の自動化も促進する。(本多和幸)