共同作業支援ツールを開発するAsana(アサナ)の日本法人Asana Japanは、マイクロソフトやグーグルのオフィスソフトを補完するツールとしてAsanaを位置づけ、オフィスソフトの販売を強みとするSIerやリセラーとの連携を一段と強化していく。本拠地である米カリフォルニア州では、Google Workspace、チャット機能が充実しているSlack、そしてAsanaを組み合わせた働き方改革が先行しており、「“GAS ”の組み合わせによる勝ちパターン」(Asana Japanの田村元カントリーマネージャー)と呼ばれているという。国内でもこの勝ちパターンを応用することでユーザー数を増やしていく。

田村元カントリーマネージャー

 カリフォルニア州の地場企業であるグーグルとアサナ、スラックの頭文字をとって便宜的にGASと呼ばれているが、その背景には、オフィスソフトやメールだけでは「今以上に仕事の効率を高めることは難しいという深刻な課題」(内野彰マーケティングリード)が横たわる。Asanaは組織横断型のタスク管理にほぼ特化したツールで、既存のオフィスソフトやチャット機能が充実したツールと連携することで仕事の効率化を目指している。
 
内野彰マーケティングリード

 例えば、営業部門の「顧客と契約を交わす」といった業務を法務部門に関連付ける。あるいは営業部門が顧客から聞き取ってきた要件を開発部門と連携させて製品開発に反映させるといった、組織間での仕事のキャッチボールがしやすいのがAsanaの特徴だ。オフィスソフトで作成したファイルをメールやチャットでやりとりするのに比べて効率的であり、こうした「複数の有力ツールを組み合わせて顧客に提案できるビジネスパートナーとの連携を一段と強化していく」(桐谷圭介パートナーシップリード)。
 
桐谷圭介パートナーシップリード

 国内では、まずはGoogle Workspaceの販売を強みとするパートナーと連携を深め、順次、販路の拡大を進めている。直近では電算システムやネクストモード、日商エレクトロニクスなど5~6社の販売体制へと拡充してきており、年内をめどに国内ユーザー数は昨年末の2倍に当たる4000部門(組織)に増やすことを視野に入れている。(安藤章司)