出社とリモートワークのハイブリッドで働いていた場合、フルリモートで働くことに少し戸惑いがあるといえる。そこで、「フルリモートにおけるコミュニケーションで気をつけていること」「実際に利用している環境でのセキュリティの新しい選択肢」について解説したい。
フルリモートで働いて気づいたこと
筆者は新しい職場に入り、少数メンバーでスタートしたのだが、その点で気づいたことがある。一つはコミュニケーション。リアルにあったことがないメンバーがいると、どうしても1人で考えてしまったり、すぐに解決するようなことでも時間が取られてしまったりということが発生する。「オープンにする」「自分だけの情報にせず共有することを前提で動く」ということが大切ということだ。その上で筆者自身、強制的に「Cromebook」「Google Workspace」でセキュアな形で情報を共有できているという働き方は最適な環境だと実感している。
管理者の負担を減らす一つの選択肢として
Cromebookをベースにインターネット環境経由でGoogle Workspaceにアクセスしているため、いちいちVPNで会社に接続する・サーバーにアクセスする、といった手間がない。また、ブラウザーベースでの作業・システムが基本であるため、PC端末にアプリを必要としない。読み取り専用OS、プロアクティブな驚異メール検知、OS無停止での自動更新、セーフブラウジング・他要素認証・データのクラウド保存といった形でCromebookとGoogle Workspaceの環境を最大限に利用することで、セキュリティの心配から開放され、IT担当者の大幅な工数削減にもつながっている。
ITツールだけではなく大切にしていること
また、最も大切なのはコミュニケーションといえる。チャットツールがコミュニケーション手段という点で、テキストだけの情報で送ったり、絵文字やスタンプを付けて送ったり、時には通話したりと、状況に応じて使い分けることが重要といえるだろう。
■執筆者プロフィール

遠目塚 美優希(トオメヅカ ミユキ)
G-gen クラウドソリューション部営業チーム ITコーディネータ
宮崎県出身。新卒から15年、複写機の販売会社でSE、ソリューション営業として勤務。文書管理系のコンサルティングからSaaSサービスを通した働き方改革、業務改善に従事する。2022年1月、G-genに入社しフルリモート勤務しながらITコーディネータとして活動。