Special Issue

<セキュリティソリューション特集>経費を削減しつつ、売り上げの最大化に寄与する提案を

2008/11/12 19:56

週刊BCN 2008年11月10日vol.1259掲載

エムオーテック
好評のマネジメントウェア「LanScope Eco2」がバージョンアップ
メジャーバージョンアップで、さらに実用的に

中小企業にとって必要なツールを1つに

 2006年9月、中小企業をメインターゲットとした「LanScope Eco」のファーストバージョンがリリースされた。

 「LanScope Eco」は、企業の情報システムの現状を把握する「PCの資産管理」、情報共有・活用を促す「グループウェア機能」、有益な情報の漏えいを防ぐ「PC操作ログ管理」など、必要なソリューションをワンパッケージにまとめたソリューション。同社は、この製品で新規市場を開拓した。中小企業に必要な「グループウェア」「コミュニケーション」「ワークレポート」「セキュリティ」「資産管理」「目標管理」など、パソコンとネットワークを有効利用するために必要な機能をすべて備えた画期的なソリューションとして、市場でも高く評価されたのだ。

 なかでも、「週報機能」が注目されている。「週報機能」とは、「LanScope Eco」だけに備わった機能で、ユーザーが登録したスケジュールに対して、そのときに利用したアプリケーションや送信したメールアドレス、作成したファイル名などを1画面で一元管理できる。上長への報告も容易となり、上長の判断材料としても十分な資料となる。また、ユーザー自身の行動改善を「マネジメント」できるため、会社全体の生産性向上も期待できる。つまり「LanScope Eco」は、世界初の「マネジメントウェア」を訴求し、中小企業のネットワークマネジメントを支援する機能を提供したのだ。

勤怠管理機能とWebメール機能が追加

 その「LanScope Eco」が、08年11月14日にメジャーバージョンアップされ、「LanScope Eco2」としてダウンロード販売されるようになる。新機能として特に注目したいのは、「勤怠管理機能」と「Webメール機能」の追加である。

 通常「勤怠管理」を行う場合は、ユーザーが出退勤ごとにタイムカードに打刻し、締め日に総務部などが取りまとめることが多い。

 「LanScope Eco2」の「勤怠管理機能」を使えば、PCの起動・シャットダウンまたは、Ecoへのログイン・ログオフで、勤怠状況を自動打刻する。ユーザーは普通にパソコンを活用していれば、「LanScope Eco2」が出退勤を自動管理することになる。

 データは、3年1か月の長期保存が可能で、労働基準法にも対応している。これまでタイムカードを保存していたスペースも不要になり、容易に勤怠管理できるようになる。もちろん、勤務時間などは各企業の社内ルールに則した運用が可能だ。さらに「出社時刻変動グラフ」などの勤怠レポートを出力し、普段と異なる出退勤をEcoが自動判断する。そのため、マネージメントに勤怠を活用でき社員満足向上につなげることもできるだろう。

 「Webメール機能」は、Webメールが使えるようになる機能だ。「LanScope Eco2」がメーラー同様にメールサーバーと通信し、メールの送受信を行い、そのデータをWebブラウザ経由で活用できるようになる。つまり、パソコン本体にメーラーを導入することなく、メールの送受信ができるようになる。また、アドレス帳も「共有アドレス」に登録すれば、ほかのユーザーもアドレスを共有できるようになる。クライアントPCごとに設定してきた情報も、「共有アドレス」のように活用すれば、業務効率はさらに向上するだろう。

 この「Webメール機能」を使えば「LanScope Eco2」のスケジュール画面から未読メールがあることも確認できる。

 つまり、アプリケーションを切り替えることなく、スケジュールや電子メールを一元管理できるのだ。アプリケーションを切り替える必要がなくなるため、これまで以上に業務に集中して取り組むことができる。

 「LanScope Eco2」は、中小企業のITを支援すると同時に、非常に有益なツールだ。中小企業に必要不可欠なツールであることは間違いない。今後の展開に、大きな期待が寄せられている。


エムオーテック=http://www.motex.co.jp/

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