Special Issue

<セキュリティソリューション特集>ユーザーニーズに応え、新たなセキュリティ製品が次々と登場

2009/06/11 19:56

週刊BCN 2009年06月08日vol.1287掲載

エムオーテックス
セキュリティに必須の「抑止」「証跡」「現状把握」
Webコンソールによるログ活用がネットワーク管理の決め手

 企業の情報漏えいは、ますます深刻化する一方だ。お金欲しさに、社員が個人情報など社内データを漏えいしてしまうといった“内部”の脅威は、絶対に防がなくてはならない。不幸にして最近、そのような情報漏えい事件が起きたこともあり、企業のセキュリティ対策に関するニーズはさらに高まってきている。こうした企業の悩みを的確に解決し、企業利益をあげる製品、それがエムオーテックスの「LanScope Cat6」だ。

 同社は、ネットワーク管理には「3つの運用が必要」だと提唱する。

 まず、クライアントPC操作やサーバーへのアクセスを監視することで禁止行為を未然に防ぐ「抑止」、次に情報漏えいの発生など万が一の場合に原因を特定し対処できる「証跡」、最後に、業務を効率的に行っているかどうか、禁止行為の有無をクライアントPCやサーバーの利用状況から把握し指導する「現状把握」――これらの効果を最大限に出すことが真のネットワーク管理につながるのである。

 「LanScope Cat6」はこれらすべてをカバーしている。

 最大のセキュリティ効果である「抑止」には、取得したログの正確さが重要になる。「Cat6」はSQL ServerとOracle Databaseという信頼性の高いデータベースを採用することで、ログの完全な取得に成功した。万が一の「証跡」としてログを活用するためには、ファイル完全トレース機能が実装されている。悪意あるPC操作も完全に追跡できるので、企業のセキュリティを増進するのだ。そして、「現状把握」の面では、会社のセキュリティ状況を数値化することで、誰もが問題点を把握することができる。それがLanScopeシリーズだけが持つWebコンソールだ。

 ネットワークで起きている問題というのは、必要な時に把握できなければ的確な経営判断につなげられない。Webコンソールは、Webブラウザがあればいつでも、どこからでも自社のセキュリティ状況にアクセスできる。そして変化や問題があればリアルタイムにアラームで通知が届くので、迅速な対応が可能となる。逆に言うと、アラームがなければ問題がないので、ログを一つひとつ検索していく手間はかからない。つまり、Webコンソールが取得したログを分析・問題発見まで自動でレポートするため、「人」はリスク対策に専念することができるのである。

 もちろんレポート出力機能も搭載している。Cat6の最新バージョンではワンクリックでExcel形式の報告書が出力でき、定期的な報告が必要なユーザーに好評だという。

 ネットワークは、今や企業の生命線と言っても過言ではない。企業の資産を経営者が最大限活用できるよう、経営判断をサポートする「LanScope Cat6」のWebコンソール。多種多様のセキュリティツールが市場に出回るなかで、「Cat6」がシェアを拡大し続けている秘訣がここにあるのだろう。


エムオーテックス=http://www.motex.co.jp/

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