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<ネットワーク検疫特集>トレンドマイクロ×ヤマハ 中小企業へワンステップアップのセキュリティ対策をご提案

2009/12/24 19:55

週刊BCN 2009年12月21日vol.1314掲載

 福島県郡山市に本拠を置くコンピューターシステムハウス(薮内利明社長)は、県内の建設業A社にトレンドマイクロの「ウイルスバスター コーポレートエディション™」と、ヤマハのファイアウォールルーターである「SRT100」を導入。両社の連携機能、簡易検疫「QAC/TM」により、持ち込みPCやポリシー違反のPCの利用を制限、社内での感染拡大を予防、より安全なネットワーク環境を構築した。

持ち込みPC対策や社内感染予防を強化
トレンドマイクロ×ヤマハの「QAC/TM」で低コスト・手間なしの簡易検疫ネットワーク構築を実現

ウイルス感染リスク高まる建設業
システムリプレースを機に導入へ


 トレンドマイクロ製品のパートナーである、福島県郡山市に本拠を置くソフトウェア開発会社コンピューターシステムハウスは、主に中小企業を中心に、エンドユーザーへの直接提案によりオーダーメイドのシステムを開発、納入してきた。創業しておよそ30年の間に、製造業、卸小売、建設業といった幅広い業種でのシステム開発実績をもっている。

 コンピューターシステムハウスは今年8月、福島県下で建設業を営むA社の工事原価管理システムがリプレースを迎えたことを機に、社内PCのウイルス・スパイウェア対策を一元管理できるトレンドマイクロの「ウイルスバスター コーポレートエディション」と、ヤマハのファイアウォールルーターである「SRT100」を導入。「SRT100」に搭載された両製品の連携機能、簡易検疫「QAC/TM」により、ポリシー違反のPC、持ち込みPCのインターネット接続やネットワーク接続を制限できる環境を実現した。

Trend Micro法人向けクライアント・サーバー用総合セキュリティ対策製品

 建設業では現場に仕事上、PCを持っていくケースが多く、ウイルスに感染する確率が高まっている。持ち出しPCには目が届かないところで、インターネットからDVDをリッピングするソフトやゲームをダウンロードしそこからウイルスが侵入していたケースも報告されている一方で、見積もりや電子入札等で日常的にインターネット接続を行う必要がある。また、ウイルス感染の主な侵入経路の一つである、USBメモリを介して、図面をやり取りすることも多い。

 「A社のシステムのリプレースではサーバーの入れ替えに加え、ルーターもずっと古いものを使っておられたので、新しいものを導入しましょうということになりました。そこで、建設業のセキュリティリスクの実情を踏まえ提案したのがこのソリューションでした」(コンピューターシステムハウスの新藤純也氏)。

コンピューターシステムハウス 新藤純也氏

安全なネットワーク環境を実現
ヤマハとトレンド製品の連携機能で


 コンピューターシステムハウスでは、かねてからウイルス対策はトレンドマイクロ、ルーターはリーズナブルで安定性の高さに定評のあるヤマハを導入していた。新藤氏は「10年以上前にはサーバーから一括管理できる製品はトレンドマイクロしかありませんでした。動作が軽く、大きなトラブルなく安定している点や、サポート体制が充実している点も決め手でした」と話す。

 A社では保有するPC16台の半分をコンピューターシステムハウス以外の販社から調達していた。個別の端末におけるウイルス対策不備の懸念があったことから、これまで使用していた個人向け製品から、法人向け製品「ウイルスバスター コーポレートエディション」を採用。これにより、クライアントPCを一元管理し、すべての社内PCに一定のセキュリティポリシーを適用できる環境を構築した。

コンピューターシステムハウス 薮内利明社長

 また、ヤマハのファイアウォールルーター「SRT100」を併せて導入することで、2製品の連携機能「QAC/TM」を用いて社内PCのウイルスパターンファイルや、検索エンジンのバージョンのチェックを行うとともに、トレンドマイクロ製品がインストールされていないPCのインターネットアクセス制限を行うなど、常に最新のセキュリティを担保できるようになった。「ルーターは、これまで8Mbpsのスループットしか出なかったのですが、リプレースしてからは格段に速くなりました。それだけではなく、動的なフィルタリングにより、セキュリティを強化することができました」。ルーターとウイルス対策の費用で簡易な検疫ネットワークまで実現できる、安価で容易に安心をと、まさに中小企業にぴったりのソリューション提案と言えるだろう。


ヤマハ ファイアウォール ルーターSRT100


コンピューターシステムハウス
http://www.csh-web.co.jp

 コンピューターシステムハウスは、1981年に創業した従業員数15人のシステムインテグレーター。福島県郡山市に本社を置き、全国の中小企業を中心に、直接取引により、オーダーメイドのシステムを提供している。従業員一人一人が得意分野を持つエキスパート集団で、建設業、卸小売、製造業、サービス業、運送業など、幅広い業種に向けたシステム開発実績を持っている。

福島県・郡山市のコンピューターシステムハウス本社

トレンドマイクロ×ヤマハ 簡易検疫QAC/TMについてはこちら→http://www.trendmicro.co.jp/yamaha/

本導入事例に関するお問い合わせ先:TM-Alliance@trendmaicro.co.jp
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外部リンク

ヤマハ=http://www.yamaha.co.jp/

トレンドマイクロ=http://www.trendmicro.co.jp/

コンピューターシステムハウス=http://www.csh-web.co.jp/