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<電力対策特集>「節電」と「セキュリティ」を一つのツールで

2012/07/24 19:55

 梅雨が明けたと思ったら、ひんやりとした日々が続いているが、今年も暑い夏は確実にやってくる。企業は昨年夏に引き続き、今年もあらゆる手を打って急ピッチで節電対策を実施している。節電は、電力供給不足への対応策としてはもちろんのこと、電気料金値上げによるコスト増に歯止めをかけるためにも取り組まねばならない。

 今年の夏は「節電の夏」の2年目。しかし、東日本大震災の直接的影響を受け、首都圏や東北地区を中心に節電に取り組んだ昨夏と違い、今年はほぼ全国規模で本格節電が叫ばれている。このところ、とくに電力不足が課題となっている関西地区も、企業が節電対策への取り組みを加速している。また、東京を中心とする関東地区では、東京電力の電気料金の値上げを受けて、コスト削減の観点から節電対策を講じる企業が増えつつある。そんな状況にあって、ITを活用して、インテリジェントに電力の消費を削減するソリューションが注目を浴びている。

パソコンの電源設定を可視化・一元管理

 企業向けの節電ソリューションは、ビルのエネルギー設備を統合的に監視して自動制御し、省エネ化を実現する「BEMS(ビル管理システム)をはじめ、さまざまなものが存在する。しかし、節電ソリューションの大半は導入コストが高く、IT予算が限られている中堅・中小規模の企業にとっては敷居が高い。多くの企業は「導入や設定に手間や高い費用をかけたくない」「投資の効果(ROI)をきちんと把握したい」などの要求を抱え、低コストで短時間に実現することができ、夏以降も継続的に電力コストの削減につながる節電ツールを求めている。

 実現しやすく、かつ効果が高い節電対策の一つに、企業が使っているパソコンの電源設定を可視化・一元管理することが挙げられる。電源設定を端末の利用状況に応じて適切にコントロールすることによって、電力消費を簡単に削減することができるのだ。また、エアコンの温度を高めに設定したことで社員の生産性が下がっている企業にとっても、結果としてエアコンを快適な温度に設定でき、生産性を維持するソリューションとして有効となる。

 セキュリティメーカーのトレンドマイクロは、電源管理のニーズに対応するために、法人向けアンチウイルスソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション(ウイルスバスターCorp.)」を使って電源設定状態を可視化・一元管理できるオプション製品「Power Management」を展開している。「ウイルスバスターCorp.」にアドオンするかたちで節電対策を簡単に実施できるので、導入の敷居は低い。

アンチウイルス+電源管理を実現

 今年に入って、特定の企業や組織を狙う標的型攻撃や、大量のデータを送信してシステムを停止させるDoS/DDoS攻撃など、サイバー脅威による被害が急増している。企業は、アンチウイルスをはじめ、これまで以上にセキュリティ対策を重視する必要がある。トレンドマイクロは、「セキュリティ」と「節電」の強化を同時の課題としている企業のニーズに応えるために、オプション製品「Power Management」をつくり出した。リンク先の記事では、「Power Management」の詳細や活用シーンを紹介する。

▼注目の電力対策製品
「ウイルスバスター Corp.」用の節電対策オプション、PCの電源プランを可視化して一括管理
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