2013年は、アップルの「iPhone 5s/5c」「iPad」、Android 4.4を搭載したGoogleのスマートフォン「Nexus 5」、マイクロソフト製タブレット端末の「Surface 2」など、スマートフォンやタブレット端末で次々と注目の製品が登場した年だった。また、NTTドコモがiPhoneの取扱いを開始したことで、大手3キャリアの競争が激化した年でもあった。デジタルカメラでは、スマートフォンとは異なる高い画質の高級コンパクトカメラが脚光を浴び、長らく低迷していた薄型テレビは4Kテレビの台頭で復活の兆しがみえた。


　全国の主要家電量販店・ネットショップの実売データ「BCNランキング」で、2013年の販売数量トップシェアを獲得し、「BCN AWARD 2014」を受賞したメーカーは、それぞれが「つくる人」の高い技術・開発力と、市場を見通すマーケティング力をもっている。No.1メーカーに、2013年の総括と2014年の戦略を聞いた。