Special Issue

仮想環境に最適なオールフラッシュストレージを提供

2016/08/16 19:55

週刊BCN 2016年08月22日vol.1641掲載

 HDDとSSDを組みわせたハイブリッドストレージを提供するティントリジャパンが、オールフラッシュストレージを前面に押し出したビジネスを展開している。2016年6月には、「Tintri VMstore T5000」に3次元NAND型フラッシュを採用して従来モデルの4倍の本体容量を実現。加えて、仮想マシン単位でパフォーマンスを保証するというティントリ製品の強みを生かして拡販を図っている。

仮想マシンの自動最適化と柔軟な拡張性が強み

 3次元NAND型フラッシュの採用で、Tintri VMstore T5000は容量拡張を実現するとともに容量単価を最大4分の1まで削減することができるようになった。しかも、スケールアウトソフトウェア「VMスケールアウト」の提供も開始。これによって、オールフラッシュストレージとして業界最大の10ペタバイトまで拡張が可能なほか、仮想マシン単位で挙動を把握して疎結合のストレージプール内の適切なきょう体に分散配置を行う。ユーザー企業はLUNやボリュームを意識することなく、きょう体を追加するだけでストレージプールの拡張が実現できる。複数のきょう体であっても管理は一つの画面で行えるため、16万台もの仮想マシンが稼働する巨大なIT仮想環境を一人のストレージ管理者でも運用することができる。


 仮想マシンの自動最適化とスケールアウトを実現する製品を武器に、ティントリジャパンではオールフラッシュストレージ市場で確固たる地位を築こうとしている。そして、ティントリ製品を基盤にサービス事業を展開しているクラウド系企業への支援を強化するため、このたび「テクノロジーパートナー制度」を策定した。担当エンジニアをアサインしてティントリ製品の共同検証作業をパートナーとともに実施しているほか、共同マーケティング活動などに取り組んでいる。また、PoCなどの案件支援や技術検証を行うために実機検証ルームを常設しており、必要に応じてテストを行える環境を整備している。

ティントリジャパンのオフィスに設置されている検証ルーム
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外部リンク

ティントリジャパン=http://tintri.co.jp