2015年から自社ブランドのコーヒーショップを展開する上海连隽商务咨询有限公司(Coffee Box)は、店舗で使用する各種材料の管理を目的にPFU上海が提供するチェーンストアソリューション「SWEETS」を導入。コーヒー豆やカップなど200種類を超す材料の適正な発注業務や在庫管理で本部と店舗、そして倉庫をつなぐシステム基盤が、中国のベンチャー企業の事業拡大を支えている。

ユーザー概要
社 名:上海连隽商务咨询有限公司
事 業:コーヒーショップチェーン
売上高:8000万元(2016年12月期予想)
従業員:400人
製 品:SWEETS
導 入:2015年

周晓庆
产品项目总监
 Coffee Boxは、コーヒーの宅配に事業のウェイトを置く新鋭のベンチャーだ。2012年の創業から3年間、スターバックスの宅配事業で独自の会員数80万人を抱えるまでに成長し、15年から自社ブランドのコーヒーの宅配に業容を大きくシフトした。実店舗を構えつつも、オフィスのビジネスパーソンを中心に会員数が毎日2000人増の勢い伸びており、宅配事業にリソースを傾注している。

 同社がSWEETSを導入したのは15年10月。「大きな課題を抱える前に、ハイスピードな成長戦略を実現する基盤をつくる必要があった」とCoffee Boxの周晓庆・产品项目总监はその理由を説明する。「当社は“中国のスターバックス”を目指し、中国最大のコーヒーの宅配ブランドになる。そのためには属人的な技能に依存せずに店舗を急拡大する仕組みを早い段階で整えるべきだと考えた」(周・产品项目总监)

 Coffee BoxによるSWEETSの利用はマスタデータにはじまり、購買、原価、在庫、レシピ、配送、店舗売上と基本的な管理機能群だ。例えば購買管理では、通常のコーヒーショップに必要なコーヒー豆や牛乳、砂糖などの食材はもちろん、ストロー、紙ナプキンといった各種用品、さらに宅配時にコーヒーの味や香り、温度を淹れたての状態に保つ揺れに強い独自設計のカップや箱など200種類以上の材料の発注が本部と店舗、倉庫間を飛び交う。日々の適正な数量は店舗ごとにSWEETSに蓄積した過去のデータから算出され、本部から発注計画が店舗に伝えられる。最終的な発注は店長に任せられるが、経験や能力に大きく依存することなく判断することができる仕組みだ。適正な発注業務は食材のロスを減らし、効率的な配送頻度を可能とするため、「導入前に比べると少なくとも20%はコスト削減を実現した」(周・产品项目总监)とその効果は大きい。