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「Arcserve UDP」でランサムウェアの感染に備える、バックアップで実現する先回り対策

2017/07/03 08:00

 身代金要求型不正プログラム「ランサムウェア」。感染が急増しており、現在、インターネット上で最大の脅威との見方が高い。感染しないために予防することはもちろん、万が一の感染に備えることも必要だ。先回り対策の一つとして、常にデータをバックアップしておくことが重要になってくるが、できればコストや手間はかからないほうがいい。それを実現するのが、Arcserve Japanの「Arcserve UDP」だ。

「予防」と「備え」がカギ

近藤大介・シニアコンサルタント

 ランサムウェアは、パソコンに保存した文書ファイル、写真や動画などのデータを開けなくして、元に戻す条件として金銭の支払い(身代金)を要求するという悪質なもので、国内でも被害が急増している。脅威を迅速に検知して対処を行うことが、企業の存続にとっては生命線。Arcserve Japanの近藤大介・ソリューション統括部シニアコンサルタントは、「先回りして対策するには、主に二つの方法がある」という。

 具体的には、まず「感染しないための予防」だ。検知率の高いセキュリティ関連の製品・サービスを導入し、定義ファイルを常に最新の状態に保ったり、OSとソフトウェアを常に最新の状態に確保しておく。また、メールをはじめSNSのファイルやURLに注意するよう、社員に対して教育することも重要だ。ただ、これはあくまでも予防であって感染した際の対処ではないため、100%防御できるとはいえない。

 そこで、「万が一の感染に対する備え」が必要になってくる。バックアップ関連の製品・サービスによって、感染したファイルを健全だった時点のバックアップから確実に復元(リストア)できるように準備しておく。バックアップデータまで感染させないよう、月次・週次・日次など複数世代のバックアップデータを保持し、バックアップデータと業務データの格納場所を区分、取り外しが可能なデバイスなどオフラインで保管して、迅速に復旧、業務を再開できる環境を整備する。近藤シニアコンサルタントは、「ランサムウェア対策には、『予防』と『備え』がカギ」と強調する。

「バックアップデータまで感染させない」をすべて満たす「Arcserve UDP」

 バックアップ関連の製品・サービスを導入することが「備え」を実現するわけだが、手間やコストがかかるのではユーザー企業にとって大きな負担になる。では、どの製品・サービスを導入すればいいのか。ファイル単位ではなくハードディスク全体を丸ごとバックアップすることに加えて、OSを含めたシステム全体や個別ファイルを簡単に復旧可能にする「簡単イメージバックアップ」が売りのArcserve UDPは、「簡単」「仮想」「災害対策」をコンセプトに、ユーザー企業のニーズを満たす製品・サービスとして注目を集めている。
 

「Arcserve UDP」の特徴

 「備え」で重要な項目の一つ、「バックアップデータまで感染させない」をすべて満たしている。「複数世代の保持」という点では、初回だけフルバックアップで以降は増分だけで運用可能な永久増分という高速バックアップであることに加えて、マージ処理による自動的な世代管理により、複数世代でもディスク使用量の削減を実現。復旧したい時点を指定するだけで、自動的に必要なバックアップデータを組み合わせて1回の操作で完了する。

 バックアップデータまで感染させないためには、重複排除や遠隔転送を担うバックアップデータの格納庫である復旧ポイントサーバー(RPS)を導入してユーザーからのアクセスを排除したり、RPSから遠隔地やクラウドなどにバックアップデータを転送したりできる。「オフライン保管」という点では、一連のバックアップの処理のなかでテープに保管することもできる。

迅速な復旧・業務再開を実現

 また、Arcserve UDPは、迅速な復旧・業務再開にも大きく貢献する。まずは、リストアだ。エクスプローラを使って、ドラッグ&ドロップだけで誰でも簡単に必要なファイルをリストアできる。また、一般的な復旧の場合、OSのインストール、サービス パックやパッチの適用、バックアップ ソフトやアプリケーションのインストールといったように事前の手間がかかるが、Arcserve UDPではシステムもデータも丸ごと簡単に復旧する「ベアメタル復旧」も可能だ。

 「仮想スタンバイ」はバックアップ後に自動的に仮想マシンとしてリストアしておく機能で、仮想マシンの起動時間だけ、つまり数分で業務が再開できる。仮想スタンバイと似た機能として「インスタントVM」もあり、バックアップデータを直接参照して仮想マシンとして起動できるため、どの時点までが未感染であるかを短時間に確認できる。
 

「インスタントVM」で短時間に健全データを確認

 万が一の感染に対する備えを満たすArcserve UDP。Arcserve Japanでは、製品の機能面だけでなく、サポート面に関しても万全な体制を敷いている。ポータル サイトではトライアルのダウンロードやさまざまな情報を提供し、「Arcserve ジャパン ダイレクト」によって電話やメールで購入前の問い合わせも可能。パートナー企業やユーザー企業を対象に、無償ハンズオンセミナーも提供している。「セミナーには昨年、1年間を通じて3000~4000人が参加した」と近藤シニアコンサルタント。このようなサポートも、Arcserve UDPが注目を集めている要因だ。
 
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Arcserve ジャパン ダイレクト(購入前のお問い合わせ)
フリーダイヤル: 0120-410-116(平日 9:00~17:30 ※土曜・日曜・祝日などを除く)
ウェブフォーム:https://arcserve.com/jp/data-protection-software/how-to-buy-arcserve/

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「ランサムウェア対策 - 感染への備えに関するアンケート」
http://www.seminar-reg.jp/bcn/survey_ransomware0802
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外部リンク

Arcserve Japan=http://www.arcserve.com/jp