各メーカーのHCI(ハイパーコンバージドインフラ)を手がけるネットワールド。各メーカーの製品特性をとことん追求し、どうすれば販売パートナーが最良の提案を行えるか、常に模索している。

福住 遊
ストラテジックプロダクツ営業部
SP1課係長

 「ストレージメーカーがHCIをどうみているのかという視点に立つと、これまでのHCIの売り方とは違った提案を行うことができる」と話すのは福住遊・ストラテジックプロダクツ営業部SP1課係長。

 例えば、Dell EMCはHCI「VxRail」とユニファイドストレージ「Unity」のセット販売が好調だ。両製品を組み合わせることによって手頃な価格でHCIのストレージ領域を拡張できる。VxRailは「簡単導入」「簡単管理」「簡単拡張」がコンセプトの製品で、さらにDell EMCの豊富な製品ラインアップでHCI機能を補完できることがポイントだ。

 ネットアップは、初のHCI「NetApp HCI」を今年6月に発表。この製品は、オールフラッシュのスケールアウトストレージ「SolidFire」がベースとなっているが、あえてサーバー機能とストレージ機能を分離することで柔軟な拡張性を備えている。さらに既存のNetAppストレージOSの「ONTAP」との連携も可能だ。

 ピュア・ストレージは現段階でHCIを発売していないが、ストレージコントローラのCPUリソースを利用して、オールフラッシュストレージ上でDockerベースのコンテナ機能を実現する「Purity//Run」を発表した。この技術によりストレージ上で「Microsoft ファイルサービス」の提供が可能になるなど、ピュア・ストレージは独自のアプローチによる進化を遂げている。

 ニュータニックスのHCIについては他社でも販売に力を入れているが、ネットワールドは国内ディストリビュータとして初となる「Nutanix Consulting Partner Program」における認定コンサルティングパートナーになっている。従来の導入支援サービスに加えて、クラスタ最適化サービス、ファイルサービス、ハイパーバイザー移行サービスなどを提供している。

 ネットワールドでは、いち早くHCIの取り扱いを開始し、メーカーとパートナーシップを深めながら国内市場でのHCI普及に取り組んできた。HCIに関する案件は、全体の30%に達している。SIerやリセラーにとってはHCI関連ビジネスの拡大につながりそうだ。