ウェブセキュリティ分野で20年以上の経験を持ち、多数の製品・サービスをラインアッ プするアルプス システム インテグレーション(ALSI)。従来のオンプレミス製品に加えて、クラウド型のソリューションとして「InterSafe MobileSecurity Lite」や「InterSafe GatewayConnection」を提供している。今年7月には、かねてより協業関係にあるコネ クシオの「法人向けモバイルBPOサービス」に、InterSafe MobileSecurity Liteの提供を開始し、ユーザー企業の導入作業や運用の負荷軽減を図っている。

手軽な導入・運用にニーズ

 モバイルPCやスマートフォン、タブレット端末を活用して“場所を問わない働き方”を実現する企業が増えている。これにより業務の利便性は上がる一方で、必要になるのはより強固なセキュリティ対策だ。

 最近は、セキュリティ製品を導入・運用するための作業負荷に対する企業の目が厳しくなっている。フィルタリング製品を提供するALSIのセキュリティ事業部サービス事業推進部サービス事業推進課セールスマネージャーの山崎晋吾氏は「ウェブフィルタリングに関わる端末の設定を全て社内で実施するとなると、担当者に大きな負荷がかかる」と説明。各種スマートデバイスの販売に携わるコネクシオの法人営業戦略部パートナービジネス課グループリーダーの杉田輝彦氏も「導入時の初期設定を自社でやるべきなのかと悩むお客様が増えている」と説明する。
 

網羅率98%のURLデータベースを活用

 こうした企業に対し、ALSIはクラウドで提供する「InterSafe MobileSecurity Lite」と「InterSafe GatewayConnection」という二つのソリューションを提案する。
 

 Intersafe MobileSecurity Liteは、iOSまたはAndroidベースのスマートデバイスに組み込んで使用する、スマートデバイス向けに特化したウェブフィルタリングサービスだ。

 特徴は、各スマートデバイスの標準ブラウザーである「Safari」や「Chrome」で業務システムなどを利用できることにある。ALSIのセキュリティ事業部サービス事業推進部サービス事業推進課の村井宏至氏は、「専用のセキュアブラウザーによるフィルタリングと違い、標準ブラウザーでフィルタリングができるため、標準ブラウザーでの使用を前提とする業務システムにも安心してお使いいただける」と説明する。

 また、アクセス禁止/許可の判断はクラウド上にあるALSIのURLデータベース(全148カテゴリ)に基づいて行われるので、ユーザー企業側でデータベースを更新する必要はない。ALSIの開発子会社であるネットスターの調査によると、このURLデータベースは日ごろアクセスされるウェブサイトの98%までをカバー。セキュリティのリスクもそれだけ小さくなるわけだ。

 さらに、コネクシオが提供する法人向けモバイルBPOサービスを利用すると、InterSafe MobileSecurity Liteの導入・運用に関する作業の多くを外部に委託することが可能。企業側の作業負荷を大幅に軽減することができる。

 一方、InterSafe GatewayConnectionは、クラウド上でウェブフィルタリングとサイバー攻撃対策という、複数のセキュリティ対策を提供するセキュアウェブゲートウェイサービスだ。

 特徴の一つは、URLデータベースと「高度分類クラウド(IWCC)」の“ダブルエンジン”でより強固なフィルタリングを実現していること。既存のデータベースに存在しないURLは、IWCCで再分類する。それでも未分類となったものについては「危険なサイトになる可能性が高い」ことから、ALSIのリサーチセンターで解析し、結果をURLデータベースに反映する。これにより、網羅率は限りなく100%に近づくことになる。また、サイバー攻撃対策サービスでは世界中から収集した最新の脅威インテリジェンス情報をリアルタイムに近い形で提供している。

 InterSafe GatewayConnectionは、PCに加えていろいろなスマートデバイスで利用できる。iOSや日本でも文教市場でのブレークが期待されている「Chromebook」でも使用可能だ。学校向けには、特別価格の「スクールパック」を用意している。
 
(写真左から)コネクシオの杉田輝彦氏、ALSIの山崎晋吾氏、村井宏至氏

OSや用途に合った提案が可能

 この二つのソリューションを含めて、ALSIでは四つのフィルタリングサービスを用意。「テレワークやモバイルの需要が伸びているなか、社内外で同一の条件でフィルタリングを実施したいというお客様に対して、機器のOSや用途などに合ったものをご提案できるのがALSIの強みだ」と山崎氏はアピールする。さらに今後は、あらゆるケースをカバーできるワンストップ型のサービスの検討も進めていきたい考えだ。

 また、コネクシオでは「法人向けモバイルBPO事業を拡大していく」と杉田氏は話す。働き方改革に向けて、多くの企業がテレワーク環境やモバイルワーク環境を整備している。これらの環境は基本的にオフィス外で運用されるため、より強力なセキュリティ対策を施す必要があるだろう。ALSIには、そのためのベストソリューションが揃っている。