新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がテレワーク導入に積極的に取り組んでいる。e-Janネットワークスが提供するリモートアクセスサービス「CACHATTO(カチャット)」は、日常業務をしっかりこなせるテレワークを可能としながら、私物端末の使用(BYOD)でもセキュアに社内ネットワークにアクセスでき、端末に情報を残さない環境を実現できる。すでに1400社70万人を超える導入実績があり、e-Janネットワークスでは特に地方自治体に向けて販売強化に取り組んでいる。

社外から社内ネットワークへの
安全な接続を実現

川上 啓 執行役員 第1営業部部長

 コロナ禍以降、テレワークの早急な導入を余儀なくされた企業も多く、その対象者が全従業員に拡大したことで、端末を全社員に支給したほか、VDIやVPNなどのセキュアなアクセス環境を整備することは、コストやスピードの面で非現実的と捉える企業も少なくない。「従来は社員のBYODや、社内ネットワークへの接続を認めない企業が多かったが、円滑な業務継続のためには柔軟な対応をせざるを得なくなっている」と川上啓・執行役員第1営業部部長は説明する。こうした柔軟なテレワークへのニーズが高まる一方で、セキュリティはしっかり確保したいという相反する要望に応えるCACHATTOが高い注目を集めているのだ。

 CACHATTOは、社内ネットワークにCACHATTOサーバーを設置するだけと導入が容易。セキュリティ機能が充実しており、多要素認証、社内外の通信は外向きのHTTPS通信のみを利用、端末のセキュリティポリシー管理や利用時間を制御できる労務管理支援などの機能を備えている。
 

 用途やユーザー環境に合わせた3種類のアプリをラインアップする。まず、ベースとなるのが標準提供のセキュアブラウザ「CACHATTO SecureBrowser」だ。端末に専用アプリケーションをインストールすることで利用でき、連携した業務システムにはこのブラウザから安全にアクセスできる。

 一方、コロナ禍以降のテレワークには、リモートでも社内と遜色なく業務をこなせることが求められている。メールやファイルサーバーへのアクセスはもちろんだが、会社のPCを自由に操作できる「リモートデスクトップ」へのニーズは多い。これに応える製品がリモートデスクトップ「Splashtop for CACHATTO」だ。

 「専用アプリケーションをインストールすれば、自席のPCに外部からアクセスして利用できるので、社内環境と同様の業務が行える。マルチデバイスに対応し、アクセスする端末には画面を転送するだけなのでデータは残らない。スクリーンショットによる画像の保存を防止する機能も搭載している」と川上執行役員。

 VPNの導入やファイアウォールの設定変更は必要なく、自宅からPC電源のオン/オフが可能なWake-on-Lanにも対応する。さらに、テレワークで利用するPCに業務データを保存しないシンクライアントのニーズに応えるのが仮想ワークスペースソリューション「CACHATTO Desktop」となる。

 「VPN経由のアクセスがセキュリティ上難しい個人所有のPCや取引先のPCなど、管理外端末からのアクセスに最適だ。また、サンドボックス領域で業務を行うので、テレワーク端末に情報が残らず、データレスな運用が実現できる」と川上執行役員はメリットを語る。

LGWANへのアクセス要件緩和
自治体への導入促進を目指す

 CACHATTOは、2021年1月時点で1400社70万人を超えるユーザーが利用。「スマートデバイス用リモートアクセスツール」市場や「セキュア・ゲートウェイ/ブラウザ」市場でトップシェアを誇る。

 販売強化を進めているのが地方自治体だ。昨年11月に自治体向け閉域接続リモートアクセスサービス「CACHATTOリモートデスクトップ for Government」の提供も開始している。同製品は、キャリアの提供する閉域接続サービスを介して、外部の専用端末から庁内のLGWAN接続系セグメントにある業務PCへの安全なリモートデスクトップ接続を提供するものだ。

 「昨年5月に総務省が自治体情報セキュリティ対策の見直しを発表し、インターネット接続系セグメントを介したリモートアクセスも適応できるようになった。画面転送による接続で端末に情報を残さないこと、多要素認証によるログイン、通信経路の暗号化で認証・改ざん検知の仕組みを持つといった各種要件を、Splashtop for CACHATTOは全てクリアしている。その強みを生かして、パートナーと共に販促活動を強化する」という。

 近く、新機能としてマルチディスプレイ表示にも対応予定で、庁内と同様の環境で作業したいというニーズに応える。なお、CACHATTOのサポートはe-JanネットワークスによるCACHATTOサーバーの24時間365日の死活監視と、CACHATTOサポートセンターによる電話・メール・遠隔サポートが標準で提供される。1カ月間の無償でお試しサービスも用意しているので、「メリットを実感してほしい」(川上執行役員)とアピールする。