今日、多くの企業が「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」に取り組むなど、社会貢献を経営戦略として遂行しようとしている。そうした取り組みをパートナー戦略として推し進めているのが、スイスとシンガポールに本社機能を置き、日本を含む150カ国でビジネスを展開しているサイバープロテクションのソリューションプロバイダー、Acronis(アクロニス)だ。同社CEOのパトリック・プルヴァミュラー氏とSVP Business Operations & Chief of Staffのアローナ・ゲックラー氏に、Acronisのソリューションとパートナーの戦略について聞く。
すなわち今日では、米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)のサイバーセキュリティフレームワーク(CSF)などに沿ったかたちで、ITシステムに内在するリスクの「特定」から、脅威に対する「防御」「検知」「対応」、そして「復旧」に至るまでの対策・体制を整備することが、サイバーリスクを引き下げるための必須施策となりつつあるわけだ。加えて、近年における最も深刻な脅威といえるランサムウェアを使った攻撃への備えを固めるためには、データ保護(データバックアップ/復旧)の仕組みも整備・強化する必要がある。
「サイバーセキュリティやデータ保護の市場は競争の激しいビジネス領域だが、多くのセキュリティベンダーは、例えば、AI(人工知能)を使った次世代型ウイルス対策ソフト(NGAV)をはじめ、エンドポイントにおける脅威の監視と検知、調査、対応を自動化・効率化するEDR(Endpoint Detection and Response)、さらにはデータ保護など、特定の領域に焦点を絞った製品づくり、製品提供を行っている。そのため、ユーザー企業や販売パートナーは、対策ごとに製品を選り抜き、組み合わせて使わなければならない。対してAcronis製品の場合、業界最高水準レベルのアンチウイルスやEDR、データ保護をはじめ、ディザスタリカバリ、自動化、エンドポイント管理などの機能が、統合されたかたちで提供される。これは、パートナーやユーザー企業にとって扱いやすく、コストパフォーマンスに優れたソリューションであり、だからこそ、数多くのお客さま、そしてパートナーに選ばれている。事実、パートナーがTCOを60%削減できたという実績もある」
この点についてSVP Business Operations & Chief of Staffのアローナ・ゲックラー氏は「パートナーは当社ビジネスの中核であり、パートナーの成功を支える優れたツール、サービスを提供することは、当社の成功に直結した取り組みといえる」と語り、そのパートナー支援の取り組みとしてトレーニングに特に力を注いでいるとする。
今日、多くの企業が「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」に取り組むなど、社会貢献を経営戦略として遂行しようとしている。そうした取り組みをパートナー戦略として推し進めているのが、スイスとシンガポールに本社機能を置き、日本を含む150カ国でビジネスを展開しているサイバープロテクションのソリューションプロバイダー、Acronis(アクロニス)だ。同社CEOのパトリック・プルヴァミュラー氏とSVP Business Operations & Chief of Staffのアローナ・ゲックラー氏に、Acronisのソリューションとパートナーの戦略について聞く。