Special Issue
ROUTE06 AI×人のコラボで要件定義の品質と効率をアップ 『Acsim』が導く上流工程の新たな推進プロセス
2025/08/28 09:00
週刊BCN 2025年08月25日vol.2072掲載

プロフェッショナルサービス事業本部 Acsim事業部
セールス・プロダクトマーケティング マネージャー
坪井 聡氏
ソフトウェア開発の世界では、ソースコード作成などに生成AIを適用すれば昨今のエンジニア不足を補えるのではないかと期待されている。しかし、「開発者不足を嘆く前に、要件定義に携わる設計者不足のほうが深刻になっている」が坪井氏の見方だ。「システム開発の遅れの多くは、要件定義の失敗が原因。要件を正しく認識していない設計書通りにAIがコードを作成することで、遅延がさらに大きくなりかねない」と警鐘を鳴らす。
このような懸念が生じる背景には、要件定義がそもそも難しいことがある。要件定義の課題として坪井氏が挙げるのは「つかめない」「描けない」「伝わらない」の3点。ヒアリングと分析に工数がかかるのでニーズを正確に「つかめず」、To-BeとAs-Isの差分把握が形式レベルにとどまるので要件定義書を「描けず」、その結果、本来の要件がステークホルダーに「伝わらない」のである。
この3課題は人間の努力と従来の技術だけでは解決できない、というのがROUTE06の判断。そこで同社がつくり出したのが、最新の生成AIを利用する上流工程支援プラットフォーム「Acsim」だ。Acsimでは、業務フローをAIで処理可能な構造化データとして記述。それを生成AIに与えることによって、プロトタイプや要件定義書などを自動的に作成させている。
Acsimには要件定義の3課題を解決するのに役立つ三つの特徴がある、と坪井氏は言う。
まず、要件を簡単に「つかめる」。ヒアリングした内容を業務フロー設計用の画面に入力していくだけでよいので、上流工程の経験が少ないエンジニアやPMでも作業は楽々。業務フロー資料がExcel・パワポ、もしくはテキストで整理されていれば、それをインポートして使うことも可能だ。
次に、システム案を簡単に「描ける」。要件データを基に生成AIが操作画面や機能一覧表を自動生成するので、プロトタイプは1日で完成。To-BeとAs-Isの差分も定量的な指標で自動算出してくれるので、システムの効果を意思決定者に説明するのも容易だ。
そして、上流工程の成果を開発標準などに規定された書式で「伝えられる」。自動作成できるのは要件定義書、画面定義書、業務フロー図、提案書などのドキュメントだ。
坪井氏はAcsimを「SIerや受託開発業者、コンサルティングファーム、SaaS企業、事業会社のDX/IT部門などにお勧めしたい」とアピールした。
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