25年にも、さまざまなセキュリティー事件が発生した。DDoS、フィッシングメール、不正アクセスなどによるものもあったが、多くの人の記憶に残っているのはアサヒグループホールディングスとアスクルへのランサムウェア攻撃であろう。日高編集長は「食品製造業には原料の使用期限があるので身代金を獲得しやすい、と攻撃者は考えたのかもしれない」と仮説を提起し、岩田副編集長は「RaaS(Ransomware as a Service)を利用すれば容易に攻撃できるようになったので、これからも被害は拡大していくだろう」との見通しを示した。
「週刊BCN」
副編集長 岩田晃久氏
さらに、「最近は、AIとセキュリティーの関係がより深まっている」と日高編集長。岩田副編集長はAI for Security(AIを攻撃や防御に活用)とSecurity for AI(AIシステムの保護)の違いについて触れたうえで、「ベンダーには、セキュリティー運用をAIで簡単にするような工夫を求めたい」とした。また、「業務システムにAIエージェントが組み込まれれば当然、セキュリティー対策をしなければならない」と述べた。日高編集長は「AIエージェントを通じて情報が抜かれてしまう可能性に対するガバナンスが必要だ」と補足した。