2019年5月、日本IBMは生え抜きのエンジニアとしてキャリアを積んできた山口明夫氏を新たにトップに据えた。14年にx86サーバー事業をレノボグループに売却以降、米IBMはコグニティブ(AI)ソリューションとクラウドを前面に押し出してビジネスモデルのアップデートを図ってきた。19年7月にはレッドハットの買収も完了し、1カ月後にはその成果を早くも市場に投入。エンタープライズITのモダナイズに強みを持つ主要クラウドサービスベンダーとしてのポジションを確保したようにも見える。山口社長は近年のIBMの変革を、日本IBMの成長とどのようにリンクさせていくのか。7年ぶりに誕生した日本人社長にかかる期待は大きい。