セイコーエプソンは、主力のインクジェットプリンタの中核部品プリントヘッドの外販を本格化させるなど、インクジェットを起点としたビジネス拡大を加速させている。垂直統合型の傾向が強かったインクジェット事業の大きな方針転換となる。インクジェットの巨大市場を抱える中国では、プリンタを制御するボードメーカーやインクメーカー、完成品メーカーの分業化が進んでおり、こうした市場ニーズに応える方向へ舵を切った。今年4月1日、コロナ・ショックの混乱の最中、12年ぶりの社長交代となったセイコーエプソン。ヘッド外販をはじめとする新事業を先導する小川恭範社長に話を聞いた。