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常に時代の変革者としてあるべき

弥生 代表取締役社長執行役員

前山貴弘

取材・文/齋藤秀平 撮影/大星直輝

2023/08/07 09:00

前山貴弘

週刊BCN 2023年08月07日vol.1980掲載

 中小企業や個人事業主などに業務ソフトウェアを提供する弥生が、2023年4月に新体制となった。社長に就任した前山貴弘氏は、挑戦と失敗を恐れない社内風土を醸成する考えで、会社の姿として「常に時代の変革者としてあるべきだ」と強調する。主力のデスクトップ型の製品に加え、「100%クラウド」の製品開発などにも力を入れ、事業領域の拡大を目指す。
(取材・文/齋藤秀平  写真/大星直輝)

前向きなモードが強調

──社長就任から少し時間がたちました。今の気持ちを聞かせてください。

 弥生は、本当に多くのユーザーに製品を使っていただいており、それが一番の強みであり、特徴でもあるので、かじ取りをさせていただくことには大きな責任を感じています。一方、妄想に近いところも含めて現在、やりたいことなどについて役員と議論しています。いろいろな意味でインパクトがある役職として気が引き締まる部分と、未来に向けてわくわくしている気持ちの両方があります。

──弥生に入社するのは2回目で、「出戻り社員」と自己紹介しています。再入社を決めた理由や経緯を説明してください。

 私のバックグラウンドが大きいと思っています。もともと会計士と税理士の資格を保有し、会計事務所の業務をやっていたことがありました。その中で「会計ソフトはこうあるべし」のような考えがあり、会計ソフトの業界には興味を持っていました。それにプラスして、11年にいったん弥生を離れた後、他社がいろいろな提案をしているのを目の当たりにして、「弥生はもっとできるはず。一緒にチャレンジしたい」と純粋に思ったことが再入社を決めた一番大きな理由です。

──株主がオリックスからKKRに変わりました。会社の方向性は今までと変わっていますか。

 オリックスが株主のときは、正しいことへの挑戦を止められたわけでは全くありませんが、事業ポートフォリオの中で期待された利益をきちんと出していくことが求められていました。これに対し、投資会社のKKRは、利益に対する考え方が大きく異なり、「今期は赤字でもいい。大きく投資して、5年スパンで見たときに、今までよりも明らかに利益がプラスになるなら、そちらを選択しよう」とのスタンスです。その上で、テクノロジーの進化によって、提供者ができることは増え、ユーザーのニーズが多様化する中、「リーディングカンパニーとして、もっと積極的に変化に対応して、自分たちが市場をけん引するために必要なことは何でもやろう」と言ってくれています。将来の広がりに向けた投資は非常に加速しており、前向きなモードがものすごく強調されている感じです。とはいえ、投資するためには、堅実に稼げる部分がないといけないので、両輪で進めることが大事だと考えています。
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弥生=https://www.yayoi-kk.co.jp