コンピュータ・電子部品商社の恵安(星原安石社長)は、1Uラックマウントサーバーの新製品として、「PLANETシリーズ」4機種を2月上旬から順次販売開始した。サーバー用マザーボードメーカーの米タイアン(カリフォルニア州)が開発・生産する製品で、同社の台湾工場から調達し、国内の大手IDC、ASP、ISP、SIベンダー、大学などへ販売する。恵安は「従来、量販系ショップを中心に販売展開してきたが、事業安定のため法人ターゲットの開拓」(小林茂樹・取締役事業促進部部長)に取り組んでおり、同シリーズをその戦略商品に位置づけていく。

 恵安は2000年9月に、タイアン製1Uラックマウントサーバー「1UCASE/TYAN-FD/CD」1機種を市場投入しており、これまでの1年余りで大手ITサービス会社や大学などへ累計1800台を販売した実績をもつ。今回、こうした実績をテコに新シリーズ4機種を一挙に投入するもので、4機種合わせて年間3000台の販売を見込む。

 タイアン製1Uラックマウントサーバーは、ベアボーンPCタイプの製品で、CPUやメモリ、ハードディスク駆動装置を予算、用途に応じて自由に選択できるのが特徴。あらかじめCPUなどが組み込んである大手ハードベンダーの製品に比べ、半分程度の価格で購入することが可能という。

 新シリーズは、シングルCPUタイプ、デュアルCPUタイプをそれぞれ2機種ずつ用意。うち、IDEタイプが3機種、SCSIタイプが1機種となっており、また2機種がRAIDを標準搭載している。全機種とも、0.13マイクロメートルプロセス採用のインテル製CPU「Tualatin」に対応している。価格はシングルCPU、IDEタイプの「TS-2425SA」の場合で7万8000円。

 「1Uラックマウントサーバーは利用サイクルが1年程度と短く、更新需要、増設需要が今後見込まれる一方で、価格競争が激しくなりつつある。新シリーズはコスト的に優位にあることから、法人向けに年間3000台の販売を目指したい」(小林取締役)としている。