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BBテクノロジー 5月までに200万回線開通へ 通信バックボーンに自信見せる

2002/02/25 16:09

 「ヤフー! BB」のADSLインフラの提供と管理、技術開発やサポートを行うビー・ビー・テクノロジーは、2002年5月までに200万回線の開通を予定していることを明らかにした。

 大量の会員を獲得することで、通信バックボーンの処理能力が懸念されるが、「現在47都道府県1160局舎で必要な設備を整えた。200万人分のサポートを行える体制は完全に整っている」(ヤフー! BB関係者)と自信をみせる。

 ハードウェアにも将来的な負荷を予測した措置を講じる。基幹サーバーには、大量のトラフィックを想定して100テラバイトの容量を処理できる機種を導入する。インフラが整ったことで、今後はさらなる会員の獲得を目指し、3-4月にかけて、従来はネット上のみで行ってきた宣伝活動を一般雑誌や新聞などのメディアで展開していく計画だ。

 しかし、不安の声は未だ消えない。利用可能者数が15万人強だった01年末の時点でさえ、遅々として進まない接続作業とユーザーサポート体制の弱さで非難を受け、通信事業者としての信頼が大きく失墜した。親会社であるソフトバンクの巨額な含み資産の目減りもマイナス要因。既存の通信業者は将来的なADSL市場に対する影響を考慮し、ヤフー! BBサービスの中途半端な事業撤退を危ぶむ声もあがっていた。

 4月にはソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム専用機「プレイステーション2」を介したブロードバンドコンテンツ配信サービスが始まる。ヤフー! BBにとっては会員獲得の機会となるが、会員増強に耐えるサービス面の体制強化が改めて評価されることにもなる。
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