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日本ベリサイン 富士通とPKIで再販契約 今後はウェブサービス市場へ

2002/03/11 11:00

 

 日本ベリサイン(川島昭彦社長兼CEO)は、富士通とPKI(公開鍵基盤)ソリューションに関する再販契約を締結した。

 今回の再販契約にともない富士通は、日本ベリサインの企業向け電子認証ソリューション「VeriSign OnSite(ベリサインオンサイト)」を利用した電子認証システムの設計・構築サービス、および証明書発行サービスを提供することが可能となる。

富士通との提携で、日本ベリサインのオフィシャル・リセラーは19社になる。

 ベリサインオンサイトは企業で利用する多様なアプリケーションを電子証明書利用のセキュリティ環境に移行するソリューション。ワールドワイドでは4400システム以上の稼動実績(2001年12月現在)がある。

 富士通は、セキュリティシステムに関する企画、診断、設計、構築、運用、監視などのトータルセキュリティサービスを企業や政府機関・地方自治体をターゲットに展開している。

 今後は、日本ベリサインのソリューションを活用することで、さらなる競争力の強化を図る。

 日本ベリサインでは今後、ビジネスの主戦場が「PKIソリューションからウェブサービスに移行する」(川島社長兼CEO)としており、「PKIはあくまでインフラであり、重要なのはそのインフラを具体的なサービスとして提供すること」(同)という。

 ワールドワイドでは、マイクロソフト、IBMと新たなパートナー契約を締結するなど、提携戦略を加速している。

 また、PKIテクノロジーをウェブブラウザやサーバーに統合する「デジタル・トラスト・サービス」のフレームワークを打ち出し、オラクル、サン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、bea、IBMとの連携を通じて、PKIテクノロジーのウェブサービス市場への拡大を促進している。

 新規事業として開始したテレコミュニケーション・サービスへの進出も、今後拡大するウェブサービス市場への参入を想定したものだ。

 来日した米ベリサインのストラトン・スクラボス社長兼CEOは、「07年までにベリサインはコマースとコミュニケーション分野におけるハブとしての役割を果たしているようになるだろう」と話す。

 日本ベリサインのウェブサービス市場への本格的な参入は「02年度中に行う」(川島社長兼CEO)予定。

 アドレスはhttp://www.verisign.co.jp/。

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