ニュース

サイボウズ 次世代オフィス製品をHP上で β版のダウンロードを開始

2002/03/11 11:00

 

 サイボウズ(高須賀宣CEO)は、「サイボウズ Office」シリーズの次世代製品「サイボウズ AG」β版のダウンロードを同社ホームページ上(http://cybozu.co.jp/)で開始した。製品版の出荷は2002年第2四半期をめどとしている。

 製品は、カレンダー、アドレス帳、ファイル管理、メッセージ(社内コミュニケーション)、メール、掲示板(告知業務)などの「サイボウズ AG 基本セット」(仮称)と「サイボウズ AG プロジェクト」、「同 ワークフロー」、「同 ケータイ/ポケット」、「同 シンク」、「同 サポートライセンス」(いずれも仮称)で構成される。

 価格は「サイボウズ AG 基本セット」で、10ユーザーで6万8000円、20ユーザー9万8000円、50ユーザー19万8000円、100ユーザー38万円、200ユーザー72万8000円となる予定。

 「サイボウズ AG」は、同社が提唱する「エージェント指向」のグループウェア。従業員それぞれの仕事内容、スケジュールなど、個人の行動パターンに則したポータルサービスを提供する。高須賀CEOは、「ユーザーそれぞれが社内外に分散する膨大な情報を探しに行くのではなく、情報をユーザーに合わせて適宜ワンストップで提供することが可能なシステム」と説明する。

 このような機能を実現するために、同社では「エージェント」の概念を導入。「ソフトを人の行動に合わせて設計した」(青野慶久COO)、としている。

 主な特徴は、(1)社内外に蓄積された情報群をユーザーの行動特性に合わせて提供可能な機能の搭載、(2)イントラネットとインターネットのシームレスな利用環境の提供、(3)モバイル対応――など。特に、イントラネットとインターネットとの連携機能については、企業サーチ、住所検索、地図検索、路線検索、宿泊予約、天気予報など、通常、インターネット上に分散しているツールをサードベンダーと提携することで、「サイボウズ AG」の基本機能と連携して使用することが可能となる。また、ニュースやイベント情報などのコンテンツの定期的な受信にも対応している。
  • 1